ありがとう

今週のお題「おとうさん」

私が最後に父にありがとうと直接言ったのは父が入院している時に「今仕事頑張れてるよ頑丈に産んでくれてありがとう」という言葉でした。

父は本当に頑張り屋さんでした。

今でいう社畜になってしまうかもしれませんが、父は家族のために頑張ってくれていました。そんな父に親孝行できたかと考えると全然できていないです。

一緒に酒も飲みたかったし、一緒に私の運転でドライブにも行きたかった。

私の家は貧乏でしたが、明るい家族でした。ただ私も含め子供たちは誰も親孝行をしていないと思います。

父は優しく無口な人で起こったら怖い人でした。そんな父は本当に優しい笑顔をする人でした。入院中にもっと自由にさせて、もっとわがままも聞くべきだったと後悔しています。

もっとちゃんと話して、もっとちゃんと「ありがとう」という言葉を伝えたかった。と今でも思います。

父が自分の人生が間違っていたと思わないでいいように、もっとちゃんと父のおかげで今の自分が居ることを伝えるべきだったと思っています。

今の自分が胸を張れるほどの生活をしているかと言われれば全然そんなことはありません。一般的に言えば負け組です。

でも父はそんな自分を育ててくれました。父は父なりに私の願望を叶えてくれていました。貧乏で私がみんなと同じ遊びをするということは結構きつかったと思います。

欲しいものが言えば手に入るほどいい環境ではなかったです。

それでも父はみんなと遊べるように頑張ってくれていました。子供の私は当時はその頑張りをあまり理解できていなかったですが、今は分かります。

だからこそもっとちゃんと父に「ありがとう」伝えたかったです。

今ここに書いて伝わるわけではないと思いますが、父の頑張りを残せるだけでもありがたいです。

今日もちゃんと父には手を合わせてお礼は言ってきました。

相手からの返答がある時に「ありがとう」と言えることはありがたいことです。もし父の日だからこそ言えるありがとうがあるなら、恥ずかしがらずにありがとうと言うべきです。

どんなに言っても直接言えなくなった時は多少の後悔というのは残ると思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。